光受容体CarHの構造解析によるビタミンB12の新規機能の解明

村木 則文
(自然科学研究機構分子科学研究所 生命錯体分子科学研究領域 特任助教)

2015年8月27日木曜日

台湾の放射光施設に行ってきました

久しぶりの更新です。
分子科学研究所の村木です。

今年は台風が多いですね。
昨日は岡崎でも台風を感じさせるほど風が強かったです。
今月初めには、台風13号が台湾に直撃して騒ぎになりましたが、
そのとき、台湾の研究施設にいました。

これまでのブログにあるように、兵庫県のSPring-8でエックス線実験を行うことが多いのですが、この度、縁あって台湾の放射光施設NSRRCで実験する機会に恵まれました。

*放射光施設とは
電子(または陽電子)を高速で加速させて、磁場をかけることで放射光と呼ばれる電磁波を発生させる施設。日本では播磨のSPring-8, 筑波のPhoton Factory, 分子研のUVSORなどがあります。私の研究では高輝度エックス線が必要となるので普段はSPring-8を使っています。

*NSRRCとは
National Synchrotron Radiation Research Centerの略称。漢字では国家同歩輻射中心と書きます。台北の南、新竹市の科学特区(?)にあります。隣には国立清華大学・国立交通大学という名門大学が並んでいます。



8月7日
台風より先に上陸しました。この夜、台風が台湾東部に上陸しました。NSRRCの宿舎で台風の通過を待ちます。

8月8-9日
翌朝、研究所の敷地内の写真です。
オレンジ色のコンテナはどこから転がってきたのだろうか?

(右)道を塞ぐように大きな木が倒れていました。街路樹の多くが台風に弱く、研究所の外も同じような有様でした。


この日も風は強く、前日、駅で買ったビニール傘は強風にあおられて壊れました。


幸い研究施設が直接被害を受けることはなく、実験をすることができました。


受付のある建物に入ると、壁に「光」の文字がありました。
(SPring-8は「波動」という大きな書画が飾ってあります)

壁の写真を撮っていたら、受付の方が気を利かせて天井のライトを点けてくれました。
これも放射光に関係する漢字をあしらったようなのですが、なんという字だったか忘れてしまいました。この写真ではよくわかりませんね。


8月10日
この日の朝まで交代で実験を行いました。
新幹線で空港まで帰ります。日本の新幹線と同じなので日本に帰ってきたような気分になります。


まとめ

台風の影響で実験時間が短縮されたものの、良いデータが得られました。
現在、データの解析中です。まだ時間はかかりそうですが、論文になったらコチラで報告します。

2 件のコメント:

  1. 村木さん
    あわただしい日程ながら、充実した実験が出来て良かったと思います。
    それにしても、台風直撃でしたね。台湾の方から吹く風だから”台風”と呼ぶのだと
    勝手に思っていましたが、台湾の人はやはり”台風”って呼ぶんでしょうね。。。??

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