光受容体CarHの構造解析によるビタミンB12の新規機能の解明

村木 則文
(自然科学研究機構分子科学研究所 生命錯体分子科学研究領域 特任助教)

2014年7月2日水曜日

蛋白質科学会年会に参加しました

先日は蛋白質科学会年会とSPring-8における実験がありましたので、
その報告です。

今年の蛋白質科学会年会は横浜で開かれました。
蛋白質科学会は生物を構成するタンパク質がどのような構造・機能・性質をもつのかをありとあらゆる手法で解明する人たちの学会です。
デビット・アリス博士との懇談会でお会いした胡桃坂先生がワークショップを担当されるなど、生命科学分野の有名な学会のひとつです。
どなたかとお会いできるのでは?と思っていたら、会場で塩井先生にお会いしました。
(写真は塩井先生のブログで!)
ここでは、入口で撮った私の写真をお見せします。


私はポスター発表で参加しました。
発表内容はヘムの取込みに関わるタンパク質の研究について。
生物は鉄やコバルトなどの金属を必要とするのですが、ヘム(鉄)やビタミンB12(コバルト)のような金属化合物(錯体と言います)として利用しています。今回の発表では、生物種によって細胞内へのヘムの取込み方法が多様であることを構造から明らかにしました。
このような取り込み方法の違いを利用すれば、病原菌の金属取込みをシャットアウトして死滅させることができるかもしれません。

最終日には、男女共同参画特別ワークショップとして宇宙飛行士の山崎直子さんが講演されました。
宇宙ステーションの中は小さな社会であり、専門外であっても、時には医療、時には機械の修理を行う等、マルチな才能が求められるようです。山崎さんは機械工学出身だそうですが、宇宙滞在中はタンパク質の結晶構造解析に使う結晶を"宇宙で作る"という実験もされています。

驚いたことに、宇宙飛行士は年齢制限が無いそうです。
みなさんも挑戦されてはいかがでしょうか?
私は...レトルト食品がもっと美味しくなったら、考えてみます。


つづく